URUSHI ~漆~

蒔絵 MAKIE

MINASE “URUSHI 漆 ~蒔絵~” 四季

四季

日本の四季の豊かさ、それを描き作品にしない理由がありません。
そしてその四季折々の美しさを、古くからある市松模様の中に描きました。
市松模様というと同じ形を並べますが、あえて違う形を描き現代の模様としてデザインしました。
背景の波紋様は皆瀬の水の豊かさをイメージし、そこに四季を浮かび上がらせています。
青く煌めく貝との市松模様とのバランス、そして盤面構成と明るい色はこだわり抜いたデザインです。
派手ではないどこか古風な模様とシャープな時計との融合が蒔絵のよさを更に引き出しています。

VM15-LDBMA1-KPJ

¥3,806,000

MINASE “URUSHI 漆 ~蒔絵~” 小紋

小紋

小紋は植物から生まれ、昔からその模様は愛されてきました。
連続する美しい様子は日本だけではなく古いヨーロッパの紋様にも似たものがあり、人の流れと共に伝わってきた様々な国の繋がりを感じデザインするに至りました。
小紋の難しさは整然とした柄にあります。
単調に、そして古風になりすぎないようにするのが難しく、3分割することによって新しさを表現しました。
小紋は特に一つ一つの大きさが小さく、筆で描ける限界への挑戦でもありました。
そして小紋で意識したのはその色合いです。
派手な色は使わず青や灰色のシックな色合い。
それこそが小紋の持つ歴史や精密な蒔絵に合い、ひいては歴史を紡いでいく時計に合うと思ったのです。

VM15-LBKMA2-SSD

¥1,870,000

MINASE “URUSHI 漆 ~蒔絵~”
MINASE “URUSHI 漆 ~蒔絵~”
MINASE “URUSHI 漆 ~蒔絵~” 吉野桜

吉野桜

日本の花と言われれば桜を思い浮かべる人は多いでしょう。
それほどに長らく愛され日本の春を彩る花です。
均等に描かれた桜は、整然とした音楽隊の行進をイメージしています。同じような様子でありながらそれぞれの楽器や音色が違うように、個々が少しずつ違う面白さがこの中にあります。
五種類以上の加工された金や銀、色、多くの材料を使用し、整然としながら単純ではない美しさを盤面に込めました。

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¥1,870,000

MINASE “URUSHI 漆 ~蒔絵~” 山桜

山桜

このデザインの面白さは遠目から見た小さな桜と大きな桜とのアンバランスをバランスとするところ。
これらの大小の差、同じモチーフで描く故の面白さ。この差に感じる美しさは感覚的なもので、それは惑星と衛星の写真を目にしたときに自分が感じたものと似ています。意識しているわけではないですが、どこかで耳にした黄金比のようなものを感じるのです。
様々な材料、様々な粗さの粉、様々な色。
それにより小さな桜の花ひとつひとつの存在を際立たせ密集する事の美しさを現しました。

VM15-LDBMA4-KPJ

¥3,806,000

MINASE “URUSHI 漆 ~蒔絵~”
MINASE “URUSHI 漆 ~蒔絵~”
MINASE “URUSHI 漆 ~蒔絵~”
MINASE “URUSHI 漆 ~蒔絵~”

漆文字盤 箱瀬 淳一 作